2013年7月3日水曜日

「薬剤師需給動向の予測に関する研究」への素朴な疑問

ようやく梅雨らしくなってきたなと思う今日この頃のTでございます。

厚生労働科学研究費補助金「薬剤師需給動向の予測に関する研究」班による薬剤師需要のシュミレーションっていうのが出ています。(m3に記事が出てます。)
まだ、しっかり読み込んでいないのですが、とりあえずすぐに気がついた疑問が一点


薬剤師の供給について毎年1万人増加なら、今後10年は薬剤師総数は増加し平成47年までは減少しないとなってます。

で、ベネッセの大学進学者数の予測というデータを見てみると、2009年で61万人が進学(実績)、2018年で65万人が進学、2031年には48万人が進学するという予測が出てます。

薬剤師の供給が1万人ってことは、ドロップアウトを考慮しない場合でも毎年1万人が薬学部に進学してもらわないといけない訳ですよね。
進学希望者が2018年以降減少していくのに、6年間かかってお金もかかっておまけに過剰気味の薬剤師を養成するための課程である薬学部に進学する生徒が減少しないというのは少しおかしくないですが?
いま、巷で話題の法科大学院のように薬学部の廃止や統合が起こるんじゃないかというほうがリアリティがあるような気がします。

資料の読み込みをしてもう一回まとめてみます。


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